明治大学建築学科2年生の住宅設計課題
明治大学建築学科2年生の住宅設計課題にゲスト講師として参加しました。生田校舎は駅からはわりと近いのですが、丘の上の方に校舎があるので高低差がかなりありました。ちなみに横浜国立大学も丘の上にキャンパスがあったので、大学の立地に何か共通する理由があるかもしれません。

2年生の住宅設計課題最終講評の前の中間講評です。全体では20人くらいのユニットが8つに分かれていました。それぞれのユニットには担当教員がいて、ユニットごとにゲスト講師が呼ばれるシステムです。学生にとっては価値観の異なる多様な意見が聞けるので、とても良い仕組みだと思います。わたしが参加したのは建築家の馬場兼伸さんが指導している班です。馬場さんと建築家の大石雅之さんとわたしの3人で講評しました。ひとつひとつの案について、学生が発表してから講師陣がコメントを述べました。翌週に最終講評(課題の提出)を控えていることを考慮して、最後の一押しと言ったところです。ちなみにわたしのコメントを大別すると以下のようになります。

1.設計者が抑えるべき基本的なポイントを指摘する
2.ユニークな点を挙げる(価値の発見)
3.アイデアの発展可能性を示唆する(価値の最大化)

1については、基礎的な設計技術についてなので極めて客観的です。ほとんど全員に同じようなことを述べましたが、初歩的なことは出発点であり、モノを観る基準となります。それを確認した上で、アイデアのユニークな部分についてはツッコミを入れつつ一緒に考えてみるというふうにしました。馬場さんからは「乱取りスタイル」と呼ばれました。

…3人の講師がいるので異なる角度から充実した講評ができました。とはいえ、芝浦工大で教えるときには学生たちの設計のプロセスを見ながら指導していますから、一度だけの講評というものには難しさも感じました。わたしにとってはおおいに学ぶところのある貴重な機会でしたし、学生にとってもそうであれば幸いです。声をかけて下さった馬場さんには感謝しています。
ryukozi
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