釧路の家の外壁工事が完了しました。
仕上げの塗装工事が始まりました。もうすぐ足場も外れて完成です。
芝浦工大建築学科の卒業設計の発表を見に行きました。
が、あいにくの雪。吹雪です。わたしは、それほど気にせず製図室に見に行きましたが、きている人は例年に比べてかなり少なかったです。大雪により公共交通機関が止まってはたいへんなことになるという配慮があり、なんと予定よりも早めに公開は終了。ということで、せっかく見に行ったのに全体の半分くらいしか見ることができませんでした。今年は、2年の住宅設計演習でわたしが教えた学生たちだったので残念でした。
それはともかく、成長した学生たちの設計を見ていた感じたのは、建築の設計には習得しやすい技術としにくい技術があるということですかね。よく設計の良し悪しを「センス」で片付ける人がいますが、これはよくないと思います。設計の「センス」などというものは、それなりに技術を身につけた先に問題になることです。まずは、技術として設計にどの程度のことができるか、というあたりをよく考えて、習得しやすい技術から順番に身につけていって欲しいと思いました。
界工作舎のOB・OGの新年会がありました。集まるのは久しぶりです。どうも日々の仕事に追われているとゆっくりと建築の話をすることができなくなりがちで、こういう機会は貴重です。新国立競技場建設の是非についてなど、最近の建築事情についての意見交換もできて楽しかったです。
住宅設計演習の最終講評会をしました。
半年間の集大成です。講評会での発表者は限られていますが、いい意味で選考には苦労しました。
発表されたひとつひとつの案について具体的なコメントはしませんが、どれも力作ぞろいで、明確な個性のある案でした。みんなの前で発表する機会というのはそうそうあるものではありません。図面と模型の準備や発表の練習などを含めて、場数を踏むことが大事なことです。準備を怠ってしまうと、それなりの発表しかできないというだけでなく、結局は得るものが少ないので自らが損をしてしまいます。完璧とはいかずとも、せめて目的意識を持って準備をして欲しいと思います。
講評会の後には、ポスターセッション。製図室で全員の図面を並べるとそれぞれの違いがよくわかります。惜しくも発表に選ばれなかったものにも光るものが見られました。そういうものにひとつひとつコメントをして意見を聞きましたが、提出後のこういうやりとりこそが今後につながる重要なものです。教員は成果物に表現されたものだけを見ているわけではありませんし、こういう機会を利用して「表現されなかったもの」についての話ができればと思っています。提出して採点されたらそれで終わりというものではありません。
その後は、教員が集まり半年間の課題について反省会。今年の課題はおおきく傾向を変えた部分がありました。半年間を振り返りながら来年の改善点も確認しました。試行錯誤を重ねて少しずつ変化させていくことが大切だと思います。
建て方の作業が少しずつ進んでいます。年も明けてますます寒くなってきました。
今回は表面温度計を持参して、地面の表面温度を測ってみました。
…-12°C。
これでも例年に比べるとこの時期にしては温かいとのことですけど、まあ寒いです。
それでもまだ肌に「痛さ」は感じないので、本格的に寒くなるのはこれからですね。
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