【山手の家】訪問しました


「山手の家」にメンテナンスのためうかがいました。

家具が入ってからお邪魔するのは初めてで、仕事もそこそこに、暮らしぶりを見せていただきました。ご夫婦の雰囲気そのまま、素敵なインテリアができていました。取付方法に何度も頭をひねった大型のアンティークミラーも何事もなくついていて一安心。
工房にはインダストリアルライトがついて、ジュエリーの製作のための職人道具がずらりと並んでいます。建設会社の方とともに道具に興味津々、ひとつひとつ説明していただいたりして楽しいひとときでした。

そして、暖房は1階に設置した壁掛エアコン1台を動かすだけで1,2階ともかなりの暖かさです!床暖房も入れてあるのですが、じゅうぶんあたたかいため使用されていないとのこと。断熱性能(省エネ性能)はハイレベルで設計しているので理論的には予想の範囲内ではありますが、実際に体感してみると予想以上のここちよさを感じました。
お施主様もとても満足してくださっているとのことで、嬉しく思います。

素敵で快適な暮らしを見せていただくだけでほくほくと嬉しいのに、さらにサプライズでプレゼントを頂いてしまいました。
龍光寺はいま一番ほしいものだったものをプレゼントしていただき驚くやら恐縮するやら。
粋なプレゼントに、感激で涙が出そうになりました。
私もプレゼントにきれいな貴石をいただいてしまいました。私の雰囲気をみてグリーンのトルマリンを選んでいただきました。ネックレスに加工していただこうか、どうしようかとニヤニヤ考えています。

嬉しいことばかりで、帰り道はふたりともフワフワして地に足がつきませんでした。
今年も、ますます頑張ります。
ikemori
【住宅設計演習】第3課題の提出と採点
第3課題が提出されました。提出物を眺めると凸凹はあるものの、総じてレベルアップしている印象です。2年生後期半年間の総まとめとなるものなので、ひとつひとつの案を教員一同が時間をかけて採点しました。教員たちはそれぞれが建築家として独立した思想を持っているので、異なる価値観が交錯してスリリングで贅沢な時間でした。最終講評に選ばれた作品はどれもユニークで甲乙つけがたいものばかりです。
ryukozi
【読書】北一輝を読む

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

さて今年の読書は『北一輝』(渡辺京二著)からスタートです。右からも左からも誤解される北一輝の社会主義思想を渡辺氏が丁寧に紐解きながら、その核心に迫ります。渡辺氏の文章は相変わらず切れ味が鋭く、細部までぴんと張り詰めた緊張感があって読み応えがあります。

結論として、この本では北の思想は日本コミューン主義の系譜にあるものとされました。北にとっては明治維新はきたるべき革命を用意するものであり、ひとつめの革命でした。明治維新はすでに社会主義革命だったのです。むろんこのような歴史観は北独自のものにすぎず、現実社会はこれとは異なった動きをしたわけで、だからこそ北の書物は誤解されて読まれていったのでしょう。それにしたって、北の思想が相当過激なのは間違いありませんが。この本の結論を検証するには明治維新と西南戦争について調べる必要がありますね。最重要人物が西郷隆盛です。

(…この本の表紙。煙のようですが、よーく見ると写真をぼかしたようにも見えて不気味です)
ryukozi
【釧路の家】床暖房工事に立会いました

「釧路の家」の床暖房工事に立会いました。

…寒いとはわかっていても、やはり寒いです。

この家の暖房システムにはコンクリート埋込式床暖房を採用しています。
深夜電力を使って土間床のコンクリートを温めます。日中はコンクリートから放熱します。コンクリートは熱容量があるのでしばらく温度をキープします。イメージとしては「石焼ビビンパ」のようなものですね。あとはその熱をなるべく保温するように断熱材で家を覆えばOKです。屋根、壁、地面までをすべてカバーします。

ちなみに、これは釧路では珍しい試みです。

なぜなら、釧路では各部屋に暖房器具を置くのが一般的だからです。そして基本的に家の中はものすごく温かい。Tシャツで生活できるくらいの暖かさです。しかし、これは裏を返せば屋外や非暖房室との温度差があるということです。非暖房室では「結露」が生じやすくなります。結露が生じると木材が腐りやすい状態になります。木材が腐ると建物の構造に影響がでるのはいうまでもありません。

ですから、この家では、なるべく非暖房室をつくらないように考えています。

ところで、釧路でも「ユニバーサルホーム」は基礎蓄熱式の暖房システムを採用しています。考え方は似ているのでモデルハウスにも行きました。でも、断熱の考え方が腑に落ちないんですよね。モデルハウスで見た方式では基礎の立ち上がりには断熱材が入っていますが基礎コンクリートの下には断熱材が入っていませんでした。なぜなら地中の温度は安定しているから。たしかに、土は断熱材のように振る舞います。しかし、それは土が乾燥している状態に限ります。その場合に限って、原理的に正しいのは間違いないのですが、地下水があったらどうするの? おそらくそういうときは個別に対応しているのでしょうが、アナウンスはされていない。たぶんレアケースなんでしょう。その断熱方式についての疑問がクリアされればいうことないんですけどね。
ryukozi
【住宅設計演習】第3課題の最終エスキスチェック
第3課題の最終チェックをしました。たいへん困ったことに、いつもよりも学生が少ない。テストやレポートが重なっているのかもしれません。気持ちを切り替えて、ひとりひとりとじっくりと話をすることにしました。設計演習で教えるべきものは基本的には「設計技術」ですが、技術と思想はセットになっているものなので、時間があればそういう話もしたいのです。時間に余裕ができたので少しそういう話ができました。
ryukozi
都知事の辞任について
猪瀬氏が東京都知事を辞任。今回の件はともかく、わたしが彼の著書を読んで感じていたのは、この人は政治家ではなくて作家向きではないかというもの。批評家でも評論家でもなくて作家。パンチ力のある物を書きますね。すごいと思います。ただ、切れ味が鋭い一方でストレートすぎる文章なので、とてもじゃないけど政治的なパフォーマンスができる人のものかは疑問でした。参謀タイプとでも言いましょうか。でも、都知事にまでなりましたからね。こういってはなんですが、人は自分が成りたいように変われるのかもしれないと思いました。それはなんといいますかわたしにとってはある種の「希望」のような感触で。野心があれば器の方はなんとかなるのかなあと。一連の不祥事と騒動は都民として残念でしたが、そういう感想です。
ryukozi
【住宅設計演習】第3課題の中間発表
第3課題の中間発表と個別チェックをしました。中間発表では、いろいろなプランが出てきました。3回目の課題なので全体的にレベルアップしています。むろん中間発表なので完成していない案が多いですが、中にはもうそのまま提出できてしまうようなものもありました。ただ、わたしの考えでは、現在の完成度も重要ですけど、まだまだ途中ですから案の発展可能性が重要です。残された時間はあまりないですが、なるべくハードルを高く設定して欲しいですね。
ryukozi
【川口の家】敷地調査

『川口の家』の敷地調査をしました。天気が良いので、スタディ模型を見ながら陽当りや周辺環境との関係を検討しました。
 
ryukozi
【読書】日米の野球文化の違いがおもしろい

『アメリカの少年野球こんなに日本と違ってた』(小国綾子著、2013)を読みました。アメリカと日本の少年野球の環境の違いが描かれています。
少年野球でも毎年セレクションがあります。驚きました。日本ではだいたい高校野球のスポーツ推薦あたりからですよ。ですから、みんながずっと一緒のチームにいるなんてことはほとんどないそうです。子供の頃から競争社会です。だからといって居心地が悪いというわけではなくて、競争しやすいようなシステムができているところがポイントです。上を目指したければ果てしなく上があり、のんびりと野球を楽しみたければそういう緩いチームに入ればイイ。じつにシンプルです。チャレンジャーにはフェアに門戸が開かれていて、例え上手くいかなくてもチャレンジ精神を尊重する。そういう仕組みが社会全体でできているようです。セレクションの結果、プレイヤーは自分のレベルにあったチームに入団することになります。学年が違うチームに入ることもあります。場所が用意されていればプレイヤーのマインドは安定しますね。でなければ、たんなる弱肉強食の社会になってしまいますから。野球に限らずスポーツ全般でこうなっているんだろうと思います。

まあ、まったく馴染みがないので実際のところはわかりませんが、少なくとも出る杭が打たれたり、足の引っ張り合いになったりが起こりにくそうなので、良さそうです。大学のサークル活動のような軽さがあっていいですね。コミュニティ形成の仕組みが面白いと思いました
ryukozi
【住宅設計演習】第3課題のエスキスチェック(2)
第3課題エスキスチェックの2回目です。スタディ模型を見ながらいろいろな話をしました。まだまだ核となるアイデアができずに悪戦苦闘している学生が多くみられます。本来であればじっくりと時間をかけて自力で核となるアイデアを練り上げるべきですし、もちろんそれを推奨していますが、まずこの必修の授業で重要なことはアイデアの練り方について学んでもらうことではないかと思っています。設計をはじめてから日が浅いのですから、建築にできることをよく考えながら設計を進めてもらいたいです。では、どのようにアイデアをかたちにしていくか。例えば、ひとつの方法として、学生との話し合いの中でかれらが発したさまざまな言葉をヴィジョンとして拡大解釈してから、具体的にブレイクダウンしてみるということをしています。逆に、ヴィジョンがあいまいなときは形態に注目して、その形態の可能性について思考を巡らせて議論してみたりもします。設計が良くなったりまとまっていくのに何がきっかけになるかはわかりません。とにかくブレインストーミング的になんでも汲みとってみて、想像の翼を存分にひろげてみることですね。
ryukozi
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